日本コストプランニング株式会社
Cost Solution Provider
加工品見積ソフトの特徴
加工品見積ソフト
コスト算定システム「CHANGE」は、開発当初の経緯から、自社の原価標準を持ち、理論的な価格交渉を進めるためと現場のコスト意識向上、改善のための支援ツールとしてエクセルを使って開発しました見積りソフトです。
操作方法は、普段の仕事で使っていますエクセルのデータ入力そのもので、新たなソフトへの操作を覚える必要はありません。
その特徴について以下の掲げます。
コスト構築理論に基づく
コストを算出する場合、自社と関連する企業の情報に基づき、裏づけを持たないことが多いようです。
とくに、時間単価については、調達部門ではより安価に、販売部門ではより高価な設定をしたくなるものです。
このため、価格だけが一人歩きをしてしまい、本来の時間単価や加工時間が、分からなくなって価格交渉にならないこともあるようです。
弊社コスト算定システムは、時間単価や加工時間などについて、コスト構築理論に基づいて作成されているため、明確が裏づけを持っています。
EXCELで操作が簡単
コスト算定システムは、多くの企業で日常使われているエクセルをベースに作成しています。
このため、日常の業務でのエクセル操作で行うことができます。
図面の情報を見て、エクセルの表に数値キーとマウスでほとんどのデータを入力することができます。
エクセルを使っていれば、容易に操作できます。
簡単に加工条件を変えられる
コスト算定システムの加工条件もエクセルの表形式を採用しています。
このため、エクセルで表のデータを書き換えると同様に入力を行うことで、加工条件の変更ができます。
自社の加工条件にあったコストの算出が容易です。
原価管理のツールとして役立つ
コスト算定システムでは、機械時間については加工条件から、手扱い時間については標準とする作業を時間測定あるいは動作研究によってまとめてあります。
このため、しっかりとした裏づけを持った加工時間であり、信頼性も高く、実績時間との比較することができます。
この比較によって、課題の抽出と改善のための原価管理に役立てることができます。
加工の手順を加味している
コスト算定システムでは、図面に記載されている条件を入力することで加工時間やコストを算出します。
図面に表示されている形状に対して、複数の作業(加工工程)が含まれる場合、入力項目によってそれら複数の工程を計算できるようになっている。
たとえば、鋼板にφ50㎜の穴を開けようとすると、センタもみ→φ30㎜のドリル→φ50㎜のドリルという手順で加工が進められます。
このような加工手順について、見積りソフトが計算します。
売価算定のためにも活用可能
コスト算定システムは、開発当初の活用目的もあって、売価算定に活用することができます。
具体的には、旋盤加工作業やフライス加工作業で、加工する品目によって影響を受ける手扱い時間について、分類、時間設定をしています。
また、平面研削作業では、図面上一面のみの加工でも、実際には、表裏面を研削し、一方を仕上げるなど実務に沿った加工手順が組み込まれています。
このため、実務にあったかたちでの見積もりが可能であり、客先への提出に活用することができます。
見積もり明細とコスト・シミュレーションのツールとして
左記のフォームは、弊社の単品の機械加工品の見積もり結果を示したものです(コスト算定書)。このフォームには、見積もり明細を含めた結果が表示されます。
見積もり明細には、材料費は材料単価と材料使用量、加工費は加工工程別に加工時間と段取り時間、時間単価などの明細が表示されます。
これは、「どこの工程で、いくらに費用が発生しているか。」が分かり、コスト面から重点的に検討すべきポイントを明らかにすることができます。また、加工形状や加工工程を変更することによって、コストダウンの可能性を検討することができます。
通常、見積ソフト書では、①見積金額(単価)のみであったり、②材料費と加工費、合計金額など、金額のみを表示していることが多く、見積もりを依頼する担当者も見積金額のみを確認して、価格交渉をしています。
試作段階であれば、これで十分かもしれません。しかし、継続的な取引の価格交渉では、「金額が高い。」、「安価に見積もりしている。」、「下げて欲しい。」、「これ以上は、「無理です。」といった会話だけになってしまい、見積金額の妥当性(適当なのか)がなく、コスト改善が進まないい状況になっているのではないでしょうか。
弊社の見積もりソフトは、この見積もり明細を示すことによって、加工条件などから見積金額の妥当性を確認でき、コスト改善に役立てることができます。